さわり心地にうっとり。「本物のような猫型クッション」で猫と暮らしたいを叶える
アレルギーがあったり、ペット飼育不可物件で暮らしていたりと、様々な事情から「猫と暮らす」という夢が叶えられない人は意外に多いもの。そんな方の心をときめかせるリアルな猫型クッションが、Fabricoというブランドから登場し、中川政七商店のオンラインショップなどで販売中です。
今回は製作を手掛けた、杉村繊維工業株式会社の杉村さんにお話を伺い、開発の経緯やこだわった点などを教えていただきました。
今回、Twitter上でも大きな話題となった、本物のような猫型クッション「NEKO philosophy」14,300円(税込)は、杉村繊維工業によるファブリックアイテムブランド「Fabrico」が手掛けた、こだわりの一品。ちなみに、「Fabrico」というブランド名は「fabric」と「community」、「cozy」などを組み合わせた造語なのだとか。
幅は約26cm、高さ約42cmと本物の猫よりもやや大きめな本品は和歌山県高野口のパイル織物が使用されているため、うっとりとする触り心地。
実は和歌山県?高野口は、織物?編物工場、染工場、加工場、機械部品屋、鉄工所などが集約する、世界で唯一のパイル織物(編物)産地。しかし、反物の販売が現在でも9割以上を占めているため、高野口がパイルファブリック産地だということは世の中に浸透していません。
「新幹線や電車?バスのシート、国会議事堂の椅子?カーテンなどで使用されているにも関わらず、国内にパイルファブリック産地が存在することは業界関係者のみが知るところでした」
こうした現状を変えるべく、消費者がより身近に思える商品を作ろうと決意したことから、猫型クッションは誕生しました。
商品開発の際は、どんな子を抱っこしたいだろうかと考えつつ、大人が使えるぬいぐるみになるように意識。
「子ども向けとならないように注意し、ミックスカラーにしたり、スリムに仕上げたりすることで、よりリアルに見えるようにしました」
こうして生み出された「NEKO philosophy」は抱っこしていると人のぬくもりがクッションに伝わり、まるで本物の猫を抱きしめているかのような感覚になれるのだそう。裏面には、なめらかな無地のモケット生地が使われています。
カラーバリュエーションは「モカ×白」「黒×白」「グレー×ベージュ」の全3種類。
ただし、「モカ×白」は中川政七商店のオンラインショップ限定発売です。
なお、発売後、杉村さんのもとには「うちの子にそっくり」や「本物の猫かと思った」など、驚きと喜びの声が多数寄せられているのだそう。本品は猫と暮らしたい方だけでなく、猫飼いさんの心も虜(とりこ)にしています。
こだわりの素材を活かした「本物のような猫型クッション」
「うちの子にそっくり」猫飼いさんの心もトリコに
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