一方で花房医師は、注目している成分があるといいます。

「つけ薬(外用薬)は現在、女性皮膚科医の間でもブームになっている『
ビタミンA誘導体』です。
?肌のヒアルロン酸や水分量を増やし、肌をやわらかくする
?肌のハリ感がアップ
?シワの改善
などの効果が期待できるため、積極的にエイジングケアへ取り組みたい女性や、化粧品選びに困っている女性は一度、取り入れてみてはいかがでしょうか」
「プラス、『ビタミンC』はサプリメントなどで補給を。
『ビタミンA誘導体』入りの化粧品を使用しつつ、『ビタミンC』に含まれる抗酸化物質を常に一定のレベルで体内に保つことができれば、加齢は若干抑えられるのではないか、というのが個人的な見解です」
勉強になりました。「薬剤をつくっているのがメイン」である「大手」で「老舗」の製薬会社、「ビタミンA誘導体」入りの化粧品、ビタミンCのサプリ…このキーワードを参考に探してみます。
<花房火月 取材?文/内埜さくら>
花房火月
(はなふさ?ひづき)
はなふさ皮膚科理事長。2006年東京大学医学部医学科卒業後、がん研有明病院や東京大学医学部附属病院などでの研修を経て、東京大学医学部附属病院皮膚科?皮膚光線レーザー科?助教。2011年、三鷹はなふさ皮膚科を開設の後、東京?埼玉で7院を開院。難治性の皮膚疾患をはじめ、薄毛、シミ?シワなどの美容皮膚科にも取り組む。著書に『やっぱり美人は、かかりつけの美容皮膚科を持っていた』など。