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「としまえん」8月末に閉園。“地元女子”から惜しむ声「プールだけでも…」

 昭和、平成、令和の乙女心をときめかせた「としまえん」(東京?練馬区)が、8月末で94年の歴史を閉じる。夏はプールでカレとの想い出を胸に刻んだ女子も少なくない――。現地は、別れを惜しむ地元女子たちであふれていた。 としまえんフォーエバー

フィナーレまでラスト1週間!地元“練馬区女子”が語る

「としまえんプール開きの水着ギャルインタビューをニュースで見るのが、毎年夏の風物詩だったのに……」。SNSや街でこんな声が上がっているように、としまえんといえば“ギャルの聖地”としても知られていた。住宅街に位置するため、地元の練馬区や周辺の板橋区?豊島区?中野区に住む女性たちにとっては「庭」感覚。特に夏は、水着で乗れる遊園地やナイトプールに花火など、心を揺さぶるイベントが満載だ。そんな彼女たちに、としまえんの想い出を語ってもらった。 としまえんフォーエバー「私はとしまえんで育った。夏のプールはここ以外考えられません」というのは、地元の女友達と子供連れで訪れた小野さやさん(仮名?40代)。「としまえんプールの水ってなぜかめっちゃ冷たいんですよ。プールからあがった後に食べるあったかいラーメンが最高でした。コロナの入場規制で、ネットの事前予約制ですが、頑張ってチケット取ってまた来る予定」と、名残惜しそうに語る。 「子供のころはフリーパス『木馬の会』に入っていて、夏はほぼ毎日チャリで来ていました」と想い出を語るのは、ファミリーで楽しむ鈴木千夏さん(仮名?30代)。 「迷子アナウンスが徹底していて、子供同士だけでも安心。大人になって、逆に子供たちに迷子扱いされたことも(笑)」  また、3人で訪れていた30代の地元女性たちは、「ナイトプールまでゆっくりします。高校のころ、流行だった白ビキニを着て彼氏とジェットコースターに乗ったなぁ」と、感慨深げだった。

ここまで若い女性層に支持された理由は?

 プールには「子供のころからずっと来ている」というリピーター女性が多くいたが、同園がここまで若い女性層に支持されたのはなぜなのか。豊島園の事業運営部部長?内田弘氏はこう語る。 「’65年に誕生した世界初の『流れるプール』や、’77年に導入した日本初の会員制年間フリーパス『木馬の会』など、としまえんは新しもの好きの女子の心を動かす“初物”づくしの遊園地。’80年代後半から’90年代にかけては、全国的に“絶叫マシンブーム”が訪れました。当園もバイキングライド『フライングパイレーツ』や回転型絶叫マシン『トップスピン』、プールには31本のウオータースライダーが集結した『ハイドロポリス』など、若者を取り込むアトラクションを導入。注目を集める引き金となったのでしょう」  また、遊園地?テーマパーク専門家の佐々木隆氏はこう分析する。 「“定番の遊園地”として地域に根づいている点で、愛着が強いのでは。さらには、故?野村沙知代さんの水着で乗れる遊園地ポスター『(例)』や、俳優?温水洋一さんの『冷やし温水。』など名だたるタレントを起用したユニークな広告ポスターも女性の心をつかんだのでしょう」  としまえんは遊園地?プールとしての機能だけではなく、練馬区民の生活の一部としての役割もあった。「生まれも育ちも練馬区民」だという20代OL2人組に話を聞くと「としまえんは成人式の会場でもあります。振り袖でジェットコースターに乗ったのはいい想い出」と懐かしそうに語った。
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閉園後の跡地はあの有名映画の施設に…
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